【個人事業主向け】元商工会議所職員が語る確定申告を楽にする方法

ビジネス・経営




これから起業をしようと思っている方、個人事業主の方に向けた記事です。

あなた

これから起業しようと思っているけど、確定申告が不安。青色申告にしようと思っているけど、私でできるのか不安。個人事業主だけど、日々の記帳が面倒くさい・・・。

こんな疑問にこたえます。

この記事で伝えたいこと

  • 創業者・起業家や個人事業主で相談の多い内容と解決策
  • 創業者や個人事業主に救いの手!?【MFクラウドという名の神】

私は地方都市の商工会議所の元職員でした。いまは経営コンサルタント(中小企業診断士)です。サラリーマンですが。

商工会議所勤務時代は、個人事業主、とりわけ、小規模事業者の伴走型支援を行っていました。具体的には、創業・起業やマーケティング・販促、事業承継など企業のライフステージに応じて幅広く支援しながら、記帳・確定申告や労働保険といった事務手続きもバックアップしていました。

現在は、私もサラリーマンである傍ら確定申告を自分でも行っています。
そんな元商工会議所職員の私も使っている、個人事業主の方が確定申告を片手間にする(超絶楽な)方法を紹介したいと思います。

前置きはこのくらいにして、記帳や確定申告なんて面倒って方は、じっくり読みつつ、実際に手を動かしてみてください。
起業される方や個人事業主の方の悩みをまるっと解決できる記事にしていますので、記帳や確定申告についてのみ知りたい方は記事後半から読んでいただくと便利です。
それでは、早速見ていきましょう。

創業者・起業家や個人事業主で相談の多い内容と解決策

確定申告

私が商工会議所の職員だった時代(そんな昔ではありません)、創業や起業される方や創業まもない個人事業主の方で相談の多かった項目は、次の3つ。

  • 創業計画の作成
  • 資金調達・補助金・ブログ(HP)について
  • 開業届・記帳方法・確定申告などの手続き

創業計画の作成

創業においては、計画書の作成が大事。経営コンサルタントの立場からアドバイスします。

ブログでも経営でもなんでも、計画は立てましょう。計画に時間をかけましょう。

よく計画なしで大成功している経営者も見受けられますが、その方はきっと、頭の中で計画ができていたり、次のアクションを想起できていたりします。経営センスってやつですかね。

ただ、一般人ではそうもいきません。私もそうです。

PDCAサイクルってなんとなく聞いたことがあると思います。

  • Plan:計画
  • Do:実行
  • Check:検証
  • Action:行動

すべての始まりは計画です。計画があればそれに沿って実行もできるし、その効果を検証して次のアクションをおこしていく、こんなステップが大事です。

話はかわりますが、月100万円以上を稼いでいる有名ブロガーなどは、最初の計画や設計を入念に行っています。また、結果を分析しつつ、次のアクションを起こしています。

あなた

でも、創業計画ってどうやってつくればいいの?書式って決まっているの?

いいえ、書式は決まっていません。ワードでもエクセルでも手書きでも、書式はなんでも良いです。

創業計画や事業計画に関しては、以下の本がわかりやすくて面白いです。成長するビジネスプランを作るには読んでおいて損はないかと。

あっ、ちなみに私が作成した、【創業「化」レポート】もご自由にお使いください。
創業「化」レポート.pdf

資金調達・補助金・ブログ(HP)について

お金や販促(マーケティング)の相談も多いです。創業まもないと資金が必要だったり、売上をあげたいと誰でもそう感じますから。

資金調達

資金調達の相談も多いです。美容院や飲食店などの創業が多いですが、内外装費などの設備投資が結構かかったりするので。

でも、金融機関から借りようと思うと、創業計画・事業計画が必要なので、やっぱり計画は作る必要があります。
資金を借りるには、日本政策金融公庫か信用金庫にしましょう。
理由は簡単で、借りやすいから。お住まいの市の制度融資などを利用すれば、金利も低く、保証料なども補助してくれるかと。

また、創業されるにあたって、法人格が必要な許可業種等でない限り、まずは個人事業ではじめましょう!
これも理由は簡単で、お金もかからないし、すぐに始められるので。

法人だとお金もかかるし、資本金も1円からできますが、「資本金1円の会社って???」な感じです。
一方、個人事業であれば身軽だし、デメリットなんてないですよ。

補助金(小規模事業者持続化補助金など)

昨今では、国の施策で中小企業向けの補助金が増加傾向なので、その相談も増えてきています。

商工会議所を窓口した補助金もあるので、勤務時代は補助金申請支援も全力でやっていました。
小規模事業者の方をメインに、対面での相談やメールでのキャッチボールを何度も重ね、赤ペン先生のような感じで補助金申請書をチェックしていました。
おかげでノウハウもたまり、採択率は85%以上を誇るように。・・・自慢です。

小規模事業者持続化補助金について、そのノウハウの全貌を以下記事で紹介しているので、補助金採択を目指す方はぜひ。

〔個人事業主向け〕小規模事業者持続化補助金の書き方

2018.03.16

ブログ(HP)

マーケティング関連の相談も多いです。中でもブログ(HP)の作り方やそれを使った集客方法についての相談が顕著。

ブログ製作を業者に頼まれる方が多く、50万とか100万とかをブログやHPにかけ、そのために融資を受けたりするケースがありますが、あまりオススメしません

ブログは自分でつくりましょう!

ってのが私の意見です。

ブログでおすすめはWordPressかはてなブログですが、こだわりがなければWordPressで良いかと。
ブログについて記事を書くと長くなるので、関連記事を紹介しておきます。

とにかくブログを始めるためには、以下記事をじっくり読んでください。実際に手を動かしながら見ていただくとわかりやすいかと。

〔個人事業主向け〕集客ブログの始め方【完全マニュアル】

2018.05.08

開業届・記帳方法・確定申告などの手続き

実際、手続き的な相談が一番多い。商工会議所にいたときは、相談の5割以上はこの手続き的な相談でした。

手続き的な相談の中でも、上位3つは以下。

  • 開業届って必要なの?
  • カード決済に対応したいんだけど?
  • 記帳や確定申告ってどうやるの?
私のまわりの個人事業主の方はMFクラウドで確定申告しています/

開業届って必要なの?

開業届は提出しなくても確定申告をすれば良いですが、「よし!起業するぞ」という意味でも開業届を出しておくことがベター。

こだわりのある方は開業日を自分の記念日にしたり、1月1日にしたり、個人事業では好きに決められます。
開業届などの書き方はこちらをご覧ください。

カード決済に対応したいんだけど?

商工会議所勤務時代、飲食店や美容院の創業相談が大変多かったです。その中で、「これからの時代、クレカ決済などは必須じゃないかな」と考えている事業者の方も多く、クレカ決済の導入方法についての相談が多かったのが特徴的でした。
【個人事業主向け】集客キーワードはスマホ決済です。【断言する】

記帳や確定申告ってどうやるの?

やっぱり、一番多かったのが、記帳や確定申告に関する相談です。
毎日のように相談にのっていたくらい・・・。

  • 記帳ってそもそも必要なの?
    はい、必要です。(青色でも白色でも)
  • 自分でもできるの?
    はい、できます。
  • 手書きとパソコンはどっちが良いの?
    パソコンが断然楽です!
  • 記帳には簿記って必要?
    いいえ、パソコンに任せましょう。
  • わからない点があったときは?
    私に聞いてください(@choicefan)。あとはググれば解決できます。パソコンで質問もできます。

こんな感じの質問が多かったですが、やる前の不安はありますが、やってみれば案外誰でもできます。実際、パソコンで会計をしている個人事業主の方でも、自分で確定申告できていますし。

手書きかパソコンで迷われている方は、パソコン一択で問題ないかと。

創業者や個人事業主に救いの手!?【MFクラウドという名の神】

確定申告

MFクラウドは、記帳や確定申告の決定版・最終形のようなものです。

法人だけでなく、個人事業主であっても対応していますので、安心して使えます。

MFクラウド

商工会議所のヘッドクオーター的な存在である日本商工会議所と商工会議所と提携している外資系のアクサ生命保険株式会社は、MFクラウドを提供している株式会社マネーフォワードと業務提携をしています(2018年4月現在)。

また、北九州市や宮崎商工会議所、松浦商工会議所(長崎)も株式会社マネーフォワードと業務提携を発表しました。
MFクラウドを見る

商工会議所が提携しているくらいなので、個人事業主や小規模事業者の方にとっても便利であることを裏付けているようなものです。

クラウド会計って聞くと、ちょっと敬遠する方もいるかもですが、そんな心配はいりません。

むしろ、クラウド会計であればどこからでもアクセスできるので、知り合いの税理士や知人などにわからない点を気軽に相談できます。
また、商工会議所などでは記帳相談もやっているので、直接指導してもらえたりします。

MFクラウド

MFクラウドを使うメリットや効果は以下。

  • 記帳の煩わしさの軽減
  • 生産性向上
  • 消費税など税制改正にスピーディーに対応
  • 確定申告が自分でできる(税理士報酬を払わなくても済む)
  • 通帳などのデータ連携で時間短縮
私のまわりの個人事業主の方はMFクラウドで確定申告しています/

何と言っても通帳のデータ連携がすごい!事業用の通帳さえ登録しておけば、仕訳を勝手にやってくれます。
他の会計ソフトなどは、通帳を見ながら一つずつ仕訳を入力しなくてはいけなかったので、大幅な効率化になります。

MFクラウド

無料のプランもありますが、仕訳が15件と制約があるので、ベーシックブランが一番良いかと。
市販の会計ソフトなどは初期費用だけで済みますが、毎年行われる税制改正に対応させるにはアップデートが必要でそれにはコストがかかってきます。毎年、会計ソフトを買うイメージ。

MFクラウドは月額800円(年払いの方が800円お得)で、ずっと、記帳と確定申告をスーパー楽にできるので、良いかなと。

まとめ:個人事業主の確定申告はMFクラウドで決まりでしょ!

元商工会議所の職員が断言します!記帳や確定申告はMFクラウド一択で良いかと。

ぶっちゃけ、個人事業主の方など企業の方は、記帳や確定申告なんて片手間でやるべき!
本業は別ですから。記帳で悩むより売上をあげないと!

でしたら、記帳や確定申告を徹底的に効率化して、本業に注力するのがベターです。

関連記事【個人事業主・起業家向け】MFクラウドで確定申告が紙から神に!